I-Portに加盟している支援機関の特徴や、普段どんな仕事をしているのかについてお伝えしている「おしえて!支援機関さん」。第9回目は長野銀行さんです。南信州では飯田市桜町にある飯田支店を拠点に営業しています。
そもそも「長野銀行」ってどんなところ?
株式会社長野銀行は松本市に本店を構える地方銀行で、1950年に長野県商工信用組合としてスタートしました。前回ご紹介した八十二銀行が1872年の国立銀行条例に基づいて発足した銀行がルーツであるのに対して、長野銀行は松本の商工業者が中心になって立ち上げた商工信用組合がルーツになっています。当時は戦後復興まっさかりの時代。中小企業は慢性的な資金不足に陥っていたそうで「松本に拠点を置き、深刻化する県内中小企業の金詰りを開陳し、県下一円を区域とする金融機関の設立を」という地域の商工業者の思いと行動によって、商工信用組合という形で発足したそうです。発足当初は職員数36人、下の写真のとおり松本市中町にある蔵を改装して開業しました。
その後は長野県内で規模を拡大していき、1970年から始まる長野相互銀行の時代を経て、1989年に現在の形である株式会社長野銀行になりました。歴史を聞くと松本が拠点のサッカーチームである松本山雅のスポンサーなのも納得できますね!ちなみに飯田駅前に今年5月オープン予定の「駅前プラザ」にも山雅カフェが出店するそうです。
具体的にどんな特徴があるの?
長野銀行の経営理念は「当行は、お客さまと株主の皆さまおよび従業員の幸福と繁栄のために全力を尽くします。」というもので、現在は長野県内に52支店、従業員数659人で事業をおこなっています(長野銀行ホームページより)。地域密着型金融を掲げており、預金や融資とも長野県内での調達・貸出がほとんどで、こうしたところにも相互金融の歴史が現れています。
南信州エリアに限ると飯田支店の1店舗のみですが、1店舗だからこそ担当者同士がコミュニケーションを密にとりやすく、市町村や地区などの担当エリアを超えた企業同士の連係に加えて、M&Aや販路開拓の分野でも、ちょっと目線の異なる情報やコンサルティングの提供も行いやすいのだとか。たしかに「え?この会社とこの会社ってつながっていたのか」と思うと長野銀行さんが仲介していたということはしばしばあります。
最近ではNagano Big Advanceというオンラインでの経営支援プラットホームも運営しており、大手企業や長野県外企業とのマッチングの場を設けたり、福利厚生サービスの紹介をしたりといったサービスも展開しています。
最後に長野銀行飯田支店の赤羽支店長からコメントをいただきました!
長野銀行はお客様本位を第一とした地域密着型の活動を行っており、飯田支店は飯田下伊那地区で唯一の店舗として、南信州地域の情報を一途に集め、お客さまや地域の課題解決のお手伝いをしています。
私は昨年4月に着任したのですが、外から来るとリニアや三遠南信の将来のポテンシャルの高さを感じており、そのポテンシャルを活かすような地域づくりのお手伝いをできるパイプ役になれればと思っています。
今後も地域社会と共に新たな価値を創造するために、職員一丸となって何事にも積極的にチャレンジし、お客様の期待と信頼に応えたいと考えておりますので、何なりとご相談ください。
それではまた次回お会いしましょう!
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