今回インタビューを受けていただいた大平さんは飯田市出身。北京の大学への留学を経て日本国内のイベント企画会社に就職。その後、芸能プロダクション会社に転職したのちに故郷である飯田市にUターンして、現在は自身が代表取締役社長を務める龍鵬(りゅうほう)商事株式会社を経営しています。

「飯田市には雲龍がいる!とみんなに言われるようになりたい。」と語る大平さんが、飯田で働きながら一体どんな暮らしをしているのか伺ってきました。

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出身地 長野県飯田市
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現居住地 長野県飯田市
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Uターン歴 1年
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仕事/暮らし 会社経営/コミュニケーション
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━━大平さんがUターンして起業するまでの経緯を教えてください。

北京の大学を卒業後、大阪のイベント企画会社に新卒で入社。その後は東京の芸能プロダクション会社に転職してタレントの現場マネージャーや宣伝部で働いていました。元々起業志向だったこともあり、2021年に会社を退職して地元の飯田市での起業準備を重ねて、現在は市内で会社経営をしています。

━━大平さんの会社では現在、どんな事業をしていますか?

貿易事業を基盤に、皮革製品のプライベートブランドの展開、劇団でのイベント企画、リフォーム代行、シェアハウス運営、南信州の観光資源を活用したアーティストのためのワーケーション企画などを行っています。

プライベートブランド「CAUCASUS(コーカサス)」の革財布。「力強く生きる。」をコンセプトに、相棒のように長く使える丈夫な作りとシンプルながらも高級感あふれるデザインでブランド展開をしている。現在のところアピタ飯田店内「アティック」やオンラインショップで販売中。

━━多くの事業を手がけていますが、中でも現在力を入れて取り組んでいるものはありますか?

最近「劇団アルプス」という劇団を立ち上げました。飯田市全体を舞台に見立てたエンターテインメントの新しい形を目指して、演劇に限らず様々な表現をしていく予定です。ここではエンターテインメントを通じたまちの人々のコニュニケーションの促進と、人口減少が進む飯田下伊那におけるアーティストたちの「表現の場づくり」をしたいと思っています。その中で自分自身もコメディ俳優として活動できたらと思っています。

また、2022年4月には飯田市鼎にシェアハウス「林檎荘(りんごそう)」を開業するため、リフォーム事業でお世話になっている事業者の方の手を借りてリノベーションをしています。このシェアハウスでは個性豊かな住人たちが共同生活を送る中でお互いが刺激し合い、飯田全体に輪が広がっていくことをめざしています。

劇団アルプスの公式ウェブサイト「飯田市を舞台に非日常を演出する」を理念に様々な形のエンターテイメントを企画する。

━━様々なカルチャーで様々な人たちと横断的に事業展開されていますが、その背景はどんなところにありますか?

もともと中国出身の父と日本人の母の間に生まれてグローバルな環境で育ったことから、様々な思想の人々との交流や文化に触れる機会が多かったことが基礎にあると思います。また、高校の国際教養科で学んだ世界のスタンダードである英語でのコミュケーション・留学先の北京の大学で学んだ国際貿易の視点や、中国での多国籍な出会いの中から「文化交流の架け橋になりたい」という思いがより強くなりました。

━━なぜ飯田市での起業を決意したのですか?

自分の故郷である飯田市のイメージが「いい町だけど、好きな町ではない」だったので「好きな町に変えたい!」と思ったのがきっかけです。これは自分だけでなく、飯田市を出てしまって戻ってこない同世代の人たちにも同じことが言えると思います。自分のすべての事業の基本には「ヒト・モノ・コトの交流」という理念があるので、この事業が上手くいくことで町の活性化につながるのではないかと考えています。

日々、「ヒトモノコトが横断して交流する」様々な事業を考えている。

━━くらしの面で大切にしていることはなんですか

元々コミュニケーションが大好きなので、人との交流を大切にしています。暮らしでも仕事でも「人」が重要なので、とにかく様々な人と繋がれる機会に積極的に参加するように心がけています。

━━これから目指すべき自身の姿はどんなものですか

「飯田市には雲龍がいる」とみんなに思ってもらえる状態になったら嬉しいです(笑)。規模は問わず、歴史の中に自分がいた証が残ればいいなと思って活動しています。

また、コロナ渦は競争ではなく共創が大事だと思っています。南信州全域で活躍する起業家の方などと力を合わせ、新たな未来を創りだせたら嬉しいです!

会社員時代の大平さん。持ち前の明るいキャラクターは当時から変わらない。

━━生き方を模索する後輩たちに何か一言お願いします。

あくまで一つの選択肢ですが、何かに迷っているならその状況を離れて俯瞰的に考えることをお勧めします。

そのあとは自分自身と向き合って、これからやるべきことを考えて実行すれば何かが変わるはずです!

今回ご紹介した大平さんはSNSで事業について発信しています。これからの動向が気になる方はぜひチェックしてみてください。

Twitter:https://twitter.com/caucasus_O

 Instagram:https://www.instagram.com/ryuhoushoji/

また事業を立ち上げたばかりの大平さんの会社龍鵬(りゅうほう)商事株式会社では現在、以下の募集をしているそうです。気になる方は会社HPまたはSNSを通じて、直接ご連絡ください。

・シェアハウス個室利用者募集中

・CAUCASUSモデル募集中

・リフォームの御用命


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