I-Portに加盟している支援機関の特徴や、普段どんな仕事をしているのかについてお伝えしている「おしえて!支援機関さん」。第5回目は「長野県中小企業診断士協会」です。ついに飯田から離れた場所にある支援機関さんが登場です!

松本市にある長野県中小企業診断士協会の入居している建物(松本城の近くです)

そもそも「中小企業診断士」ってなに?

 「弁護士や税理士なら聞いたことあるけれど、中小企業診断士ってどんな人たちなの?」

そんな方もたくさんいらっしゃると思います。

中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家。国家資格として「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録しています。

しかし、中小企業診断士が担う「経営課題への診断・助言」という仕事は、弁護士(法律に関する業務)や税理士(税務相談や記帳代行関する業務)などのように「資格がなければ行ってはならない」という仕事ではありません。そのため一般的な経営コンサルティングの方と区別がつきにくいほか、資格は保有しているものの独立開業をしていない中小企業診断士も多いのも、具体的なイメージが湧きにくい一因かもしれません。

独立している中小企業診断士でも、専門分野は人それぞれ。生産管理に強い方、ITに強い方、組織づくりや事業再生に強い方など様々です。トータルとしては「経営に関する様々な課題を総合的に支援できる」というお墨付き(資格)を受けている士業、ということができるかと思います。

また、士業ですので、全国組織として「一般社団法人中小企業診断士協会」があり、その長野県拠点が「一般社団法人長野県中小企業診断士協会」。この長野県中小企診断士協会が、ビジネス支援組織の一つとしてI-Portに加盟してくれています。

一般社団法人長野県中小企業診断士協会のウェブサイト(http://www.keiei.gr.jp/

具体的にどんなことをしてくれるの?

  さまざまな専門分野と、さまざまな経営支援の場で活躍している中小企業診断士のみなさん。I-Portでは起業家や経営者のみなさんが抱える相談内容に応じて、県内で独立開業している中小企業診断士の方にお越しいただくようにしています。

そのため、「いま抱えている相談内容の解決にむけたポイント+自分では気づいていない課題の裏側&前向きなポイント」まで見つけ出して整理してくれるところが特徴。「総合的に支援できる」、士業ならではのサービスと言えそうです。

事業は「攻め」だけでも「守り」だけでも成功できないもの。これまでのI-Port支援会議の中でも、前向きな話から耳の痛い話まで話題はいろいろでしたが、他の支援機関では気づきにくい切り口から事業計画や将来にむけた取り組みについて具体的なアドバイスをしていただいています。南信州エリアだけでなく他地域のさまざまな事例や情報を提供してくれることも大きな魅力です。

長野県中小企業診断士協会の皆さん

最後に、長野県中小企業診断士協会の黒沢会長からコメントをいただきました!

「私ども『経済産業大臣登録』の中小企業診断士の社会的使命は、中小企業の支援を通じて地域経済に貢献することです。中小企業・小規模事業者に対して、共に考え、総合的な観点から解決策を見いだしていくこと、しかも、社会に対して責任がある方法を提言することが、地域に生きる中小企業診断士の期待される役割だと思っています。

また当組織の方針として、行政機関や中小企業支援機関、金融機関の皆様に対しましては、広く連携させていただいています。飯田市のI-Portにおいても、協会に所属する中小企業診断士の専門的な知見を活用していただけるよう協力して参りますので、一緒に信州を盛り上げましょう!」

それではまた次回お会いしましょう!


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